久々の更新。
ひたすらWordに資料を書き貯めてはいるものの、きりのいいタイミングでブログに書けずにいます。
最近日付が変わる頃には布団に入るわりに寝付けず気付いたら外が明るくなってる毎日。
布団の中にいる時間が非常にもったいない・・・。
先日、林先生から「タイトル」「ねらい」「手法」「結論」の4点をしっかりまとめなさいとのありがたいお言葉を頂きました。
ブレないためにも早々に決めようと思います。
以前テレビ編成の話を何かの本で「編成局に入る人間がテレビ局のエリート」といった内容を読んだ気がするものの未だ発掘できずにいます。
後は日本とアメリカのコンテンツ著作権の帰属に関する知識に疎いのも今後の課題。
アメリカではすでに映画やテレビドラマの配信が行われている。
アメリカではコンテンツはハリウッドが保有し、日本ではテレビ局が保有している。
コンテンツは下請けの制作会社が作っているくせになぜテレビ局が著作権を持つ事になるのかの理由と理屈を理解できていない。
次回以降は課題の解決点について書いていきたい。
後は最近のTwitterから思うところをコピペで
何か問題を解決しようと取り組むと、最初は非常に複雑な解決方法が頭に浮かんでくる。多くの人々は、そこで考えるのをやめてしまう。でも、そこでやめず、問題をさらに突き詰め、タマネギの皮をもう何層かむくように頑張っていると、しばしば非常にエレガントかつシンプルな答えにたどり着くことができる。多くの人々は、そこにたどり着くまでの時間もエネルギーもかけていない。 byスティーブ・ジョブズ
これは我が身でもあるし、日本の企業にも言えることだ 。
日本の企業は今こそ勇気を持って立ち止まり、目先の売り上げを得るために無駄に増やした製品群を見直し、自社のブランドを上げるために本当に必要な物を見極め、ユーザーや社員に自社のブランド価値を明確に表明したらどうなんだろうか。
結局日本って事なかれ主義だからアップルみたいに己の信じた製品を批判やリスク覚悟の革命を起こせるような度胸も度量もない。とても嘆かわしいことに。
日本の技術が素晴らしいとか何とか言ってるけど、確かにそれは正しいとは思う。日本はデバイスそのものを作ること自体は凄い技術を持っていると思う。でもその デバイスを支えているのはソフトウェアであることを認識せずこのままデバイスそのものを進化させる事を続けてても未来は無い。
なぜiPhoneが爆発的に売れたのかを考えるとデバイスそのものがさして重要でないことぐらい気付きそうなもの。
単にアップルは必要であるもの、そうでないものを見分ける、時代を見るセンスが優れているだけかもしれない。むしろアップルが率先して取捨選択をすることによって時代を拓いていると言えるかもしれない。
僕が思いつくことなど、誰もが考え知っていることだということを忘れてはならない。
いつかエレガントかつシンプルな答えにたどり着けるよう今はただ知を集積するのみ。
2010年11月16日火曜日
2010年11月4日木曜日
2011年 新聞・テレビ消滅
今回はプラットフォームがなぜ重要なのかといったあたりのお話。
丁度去年の今頃林先生がお勧めしていらした佐々木俊尚氏の書籍「2011年 新聞・テレビ消滅」 から重要な項目をいくつか。
これもWordに書き起こしたら5ページぐらいになったので一部を。
「マス」の消滅
現在起きているマスメディア崩壊は、徹底的に構造的な問題である。
第一に、マスメディアの「マス」が消滅し始めていること。
第二に、メディアのプラットフォーム化が進んでいること。
第一の「マスの消滅」とは
以前は消費者を性別や年齢、学歴、職業、所得などの物理的な属性で分類して、同じ属性の人は同じものをほしがるだろういうのが大前提であり、これまでは所有の豊かさ、ハビングの時代だったが、これからは持つことではなく自分がどうあるべきかというビーイングの時代になり、感性という極めて個人的なモチーフによって人々がものを買うようになると予測されている。
「大衆」ではなく「少衆」へと消費が変化し、人は自分の好みにしたがって様々なジャンルの音楽を聴いたり、服を着たりしている。みんなが読んでいる雑誌、みんなが講読している新聞というものはなくなりつつあって、それぞれの圏域の情報を伝えているメディアだけが重宝され、読まれるようになってきており、「日本人全員のためのメディア」というものを誰も期待しなくなっている。
第二のプラットフォーム化とは
例えば新聞においては、「記事を書く人」「新聞紙面を作る人」「紙面を印刷する人」が同一であり、紙面制作から印刷、流通、配達まで全て新聞社という企業の中で統合されていた。
これまではコンテンツ、プラットフォーム、インフラという三つの層が垂直統合されていたが、現在ではこの垂直統合モデルは分解され、水平分散に移行し始めている。
新聞記事を読むことについて、以前は販売店から配達されてくる新聞に掲載されている記事を読んでいたが、現在では新聞記事はインターネットでも読めるため、垂直統合していたプラットフォームの部分が新聞紙面からニュースサイトへと代わり、インフラが販売店からインターネットへと代わっている。
テレビにおいてはプラットフォームがテレビからYouTubeなどの動画サイト、インフラが地上波、衛星放送、ケーブルテレビなどからインターネットへんと変化してきている。
プラットフォームとインフラが変化するということは、
1.どの記事を読んでもらうのか、どの番組を見てもらうのかというコントロールのパワー
2.どんな広告をコンテンツにあわせて配信するのかという広告パワー
3.コンテンツの有料課金をする決済システム
の三点のパワーバランスが変化し、パワーはプラットフォームを握る企業にシフトする。
ネット時代になると、新聞記事の中でどの記事を読んでもらうかどうかは、Yahoo!などに代表されるニュースサイト編集部のスタッフたちが決めることになり、大きな影響力を持つことになる。
次世代のテレビ
情報通信法案ではコンテンツを電波からでもインターネットからでも、あらゆる伝送路を通って自由に流通できるようになり、動画のオープン化される。現在、情報通信法案は見送られているが、将来的に可決されることは明らかである。
動画のオープン時代がやってくると、コンテンツ、プラットフォーム、インフラが分解されるため、テレビ局が動画コンテンツをコントロールするようなことができなくなる。
その後のテレビはappleTVやGoogleTVのようなプラットフォームに変わると予想される。
それらは
1.地上波やケーブルテレビ経由、ブロードバンド経由で受信した番組コンテンツをパソコンなどを介在させずにまとめてコントロールできる。
2.受信した番組コンテンツを、大画面テレビやゲーム機、パソコン、携帯電話などに振り分け、それらの機器で見られるようにする。
3.番組に広告を配信する機能を持つ。
4.優良コンテンツの支払いなどを決済できる機能を持つ。
この次世代テレビを握った企業がテレビというメディアの最強のプラットフォームになる。このプラットフォームが世間に認知された時、従来のテレビ局は完全にプラットフォームとしての役割を喪失する。
あとはマスが消失した後にはミドルメディアが来るといった話や、テレビにおけるプラットフォームの変化といった重要な話があるんですが、すでにだいぶ長い文章になっているので次回以降同じようなテーマが出た時にでも触れていこうと思います。
これに関してtwitterではこんなことをつぶやきました。
番組制作プロダクションと広告スポンサーをテレビ局や広告代理店を通さず直接結んでコンテンツを制作してもらい、自分のプラットフォームでの独占無料配信し、収益はネット広告とプラットフォーム使用料からというモデルを作れば映像配信業界で覇権握れるのではなかろうか。 Yahooあたりが本気出したらできる気はする。
具体的に言うとスクエニとかにスポンサーについてもらって1億円ぐらい出してもらうとする。ゲームセンターCX作ってる制作会社に5千万円の制作費を渡し、残り5千万はプラットフォーム使用料などとしてこちらの儲けとし、配信ページなり番組中にスクエニの製品広告打つみたいなこと。
実際のテレビ番組はスポンサーから1億ぐらい出てるはずなのに、それを広告代理店やテレビ局が9千万ほど中抜きして最終的に制作会社には800万ぐらいしか回ってない、制作会社はそんな現実より相当いい環境になると思う。
以上浅知恵でした。
丁度去年の今頃林先生がお勧めしていらした佐々木俊尚氏の書籍「2011年 新聞・テレビ消滅」 から重要な項目をいくつか。
これもWordに書き起こしたら5ページぐらいになったので一部を。
「マス」の消滅
現在起きているマスメディア崩壊は、徹底的に構造的な問題である。
第一に、マスメディアの「マス」が消滅し始めていること。
第二に、メディアのプラットフォーム化が進んでいること。
第一の「マスの消滅」とは
以前は消費者を性別や年齢、学歴、職業、所得などの物理的な属性で分類して、同じ属性の人は同じものをほしがるだろういうのが大前提であり、これまでは所有の豊かさ、ハビングの時代だったが、これからは持つことではなく自分がどうあるべきかというビーイングの時代になり、感性という極めて個人的なモチーフによって人々がものを買うようになると予測されている。
「大衆」ではなく「少衆」へと消費が変化し、人は自分の好みにしたがって様々なジャンルの音楽を聴いたり、服を着たりしている。みんなが読んでいる雑誌、みんなが講読している新聞というものはなくなりつつあって、それぞれの圏域の情報を伝えているメディアだけが重宝され、読まれるようになってきており、「日本人全員のためのメディア」というものを誰も期待しなくなっている。
第二のプラットフォーム化とは
例えば新聞においては、「記事を書く人」「新聞紙面を作る人」「紙面を印刷する人」が同一であり、紙面制作から印刷、流通、配達まで全て新聞社という企業の中で統合されていた。
これまではコンテンツ、プラットフォーム、インフラという三つの層が垂直統合されていたが、現在ではこの垂直統合モデルは分解され、水平分散に移行し始めている。
新聞記事を読むことについて、以前は販売店から配達されてくる新聞に掲載されている記事を読んでいたが、現在では新聞記事はインターネットでも読めるため、垂直統合していたプラットフォームの部分が新聞紙面からニュースサイトへと代わり、インフラが販売店からインターネットへと代わっている。
テレビにおいてはプラットフォームがテレビからYouTubeなどの動画サイト、インフラが地上波、衛星放送、ケーブルテレビなどからインターネットへんと変化してきている。
プラットフォームとインフラが変化するということは、
1.どの記事を読んでもらうのか、どの番組を見てもらうのかというコントロールのパワー
2.どんな広告をコンテンツにあわせて配信するのかという広告パワー
3.コンテンツの有料課金をする決済システム
の三点のパワーバランスが変化し、パワーはプラットフォームを握る企業にシフトする。
ネット時代になると、新聞記事の中でどの記事を読んでもらうかどうかは、Yahoo!などに代表されるニュースサイト編集部のスタッフたちが決めることになり、大きな影響力を持つことになる。
次世代のテレビ
情報通信法案ではコンテンツを電波からでもインターネットからでも、あらゆる伝送路を通って自由に流通できるようになり、動画のオープン化される。現在、情報通信法案は見送られているが、将来的に可決されることは明らかである。
動画のオープン時代がやってくると、コンテンツ、プラットフォーム、インフラが分解されるため、テレビ局が動画コンテンツをコントロールするようなことができなくなる。
その後のテレビはappleTVやGoogleTVのようなプラットフォームに変わると予想される。
それらは
1.地上波やケーブルテレビ経由、ブロードバンド経由で受信した番組コンテンツをパソコンなどを介在させずにまとめてコントロールできる。
2.受信した番組コンテンツを、大画面テレビやゲーム機、パソコン、携帯電話などに振り分け、それらの機器で見られるようにする。
3.番組に広告を配信する機能を持つ。
4.優良コンテンツの支払いなどを決済できる機能を持つ。
この次世代テレビを握った企業がテレビというメディアの最強のプラットフォームになる。このプラットフォームが世間に認知された時、従来のテレビ局は完全にプラットフォームとしての役割を喪失する。
あとはマスが消失した後にはミドルメディアが来るといった話や、テレビにおけるプラットフォームの変化といった重要な話があるんですが、すでにだいぶ長い文章になっているので次回以降同じようなテーマが出た時にでも触れていこうと思います。
これに関してtwitterではこんなことをつぶやきました。
番組制作プロダクションと広告スポンサーをテレビ局や広告代理店を通さず直接結んでコンテンツを制作してもらい、自分のプラットフォームでの独占無料配信し、収益はネット広告とプラットフォーム使用料からというモデルを作れば映像配信業界で覇権握れるのではなかろうか。 Yahooあたりが本気出したらできる気はする。
具体的に言うとスクエニとかにスポンサーについてもらって1億円ぐらい出してもらうとする。ゲームセンターCX作ってる制作会社に5千万円の制作費を渡し、残り5千万はプラットフォーム使用料などとしてこちらの儲けとし、配信ページなり番組中にスクエニの製品広告打つみたいなこと。
実際のテレビ番組はスポンサーから1億ぐらい出てるはずなのに、それを広告代理店やテレビ局が9千万ほど中抜きして最終的に制作会社には800万ぐらいしか回ってない、制作会社はそんな現実より相当いい環境になると思う。
以上浅知恵でした。
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